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velocity *blog : ゲーム制作集団「べろシティ」の開発日誌的なカンジです。

Δです。べろシティは夏コミに参加しませんが、
親愛なる左京ちゅが参加するそうなので支援投稿。

なんとΔが一読者として彼らの同人誌の絶賛記事を
書いていきます。これは嫌がらせではなく、あくまで本心から
出た賛嘆の言葉を素直に書き留めていっただけのことです。

まさか同人誌の現物を見もしないで適当に書いてる
なんてことはありませんよ。


LEVITATION/Diabolique Symphony(3日目 東4 ル-56b)
新進気鋭の眼鏡作家、佐神原左京が送る待望の新刊は
硬直した同人界を震撼させる創作系の最高傑作。
「ソファー」をテーマに氏が得意とする立体感のある
構図が矢継ぎ早に披露されることで、凡百の作家にはない
天性の作画センスを目の当たりにすることができる。

天才は何をやっても様になるものだ。氏がこれまで
見せてきたハードでアーバンな作風と打って変わって、
今回はソフトで癒し/チルアウト系の要素が垣間みられる。
が、それも時代のニーズにぴたりとはまっており、ある種の
ブレイクの気配に満ちている。

彼が時代に寄り添ったのでなく、時代が彼を求めているのだろう。
巷に溢れる似たり寄ったりの美少女キャラとは一線を画す、
真の鬼才による独創的な世界観。表紙も安易な美少女キャラの
バストアップではなく、氏特有のひねりが加えられている。

頒布価格不明。新時代到来を告げるビッグウェーブに乗り遅れるな!




しろくろじゃない/in this(3日目 東4 ル-56a)
ついに神が到来した。どんぐりの背比べ状態にある同人界に
天空から一筋の光が舞い降りた。おそらくこの一冊は
同人の内外を問わず、およそ絵を描く者たちすべてによって
永遠に語り継がれることになるだろう。

初めて個人の同人誌をコミケで発表するという作者のちゅは、
あえてコンセプトを持たず統一性のない画集にすることで、
自身の魅力を真に凝縮した一冊をまとめあげた。

まだキャリアが浅いためかどことなく初々しさ瑞々しさが残る
画風だが、そのことが逆にスケールの巨大さを感じさせてくれる。

「メイドを描こうと思っていたのになぜか猫耳を描いていたりする」
と作者はいう。おそらく作者は無我の境地に辿り着いたのだろう。
本人にも制御不可能な無我の境地に。膨大な精神力と体力を
消耗してしまう無我の境地に。

そう、あの越前リョーマが切原赤也と死闘を繰り広げる過程で
目覚めたというあの無我の境地に、である。作者は必ずや
越前リョーマを超えるスーパールーキーになるだろう。

フルカラーにもかかわらず、頒布価格は赤字覚悟の100円。
これを手に入れることなしに21世紀の同人誌は語れない!



実はこの文章を書いているときに、
「田中宗一郎にはRadioheadがいた。僕等には佐神原左京がいる」
みたいなのも思いついたんですが、元ネタわかんない人が
多そうなのでやめました。


BGM: Neil Young「After The Gold Rush」
(この辺聴いとけば間違いないよ、みたいな一枚。ひまは潰れる)
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