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velocity *blog : ゲーム制作集団「べろシティ」の開発日誌的なカンジです。

Δです。

あれはいつ頃のことでしょう。

ネット界で初音ミクが話題になったとき、自分は初音ミクと
AutoTuneとの比較をしたことがあります。

初音ミク(つまりVOCALOIDシリーズ)は、キャラクターとして
ではなく単なる音楽ツールとしてみるとたいした目新しさは
ないといった主旨のことを書きました。

しかしそれからしばらく経って思うのは、「まあそうかっかしなさんな」。
昨今、初音ミクブームにあやかって素晴らしい才能がニコニコ動画に
集結しつつあるんですが、それはそれでいいことじゃないでしょうか。

素晴らしい才能といっても、ここではニコ動のランキングで
見かける作者のことではありません。ランキングにはまったく
姿を現さないものの、影で怪しげな作品を世に問うている人々。

有名どころでは「ソワカちゃん」シリーズでしょうか。
サブカルやニューアカ(死語)に染まりきった作者の巧みな言葉遊びは
各界で話題を呼んでいます。が、さすがに「ソワカちゃん」
有名すぎるのでここではプッシュしません。

自分が一押ししているのは「マゾミク」です。



「マゾミク」とはマゾヒスティックミクバンドの略で、
名前はマゾヒスティックミカバンドのもじりになっています。
作者はpさん。基本的には、上記の動画のように海外の名曲を
初音ミクがカバーするという趣旨のものが多いです。

カバーといっても楽曲は大幅にアレンジされています。
動画も楽曲も、チープにみせて実はすごく凝っているという
完璧玄人好みの作り。

最近、作者はオリジナル曲も発表し始めたのですが、
これがとにかくぶっ飛んでる。とりあえずチェケラ。



自分はもう10回くらい聴きました。タグにもあるとおり、
まさかのサイケダブ。動画も楽曲もセンスよすぎる。
作品を最大級に讃えるため、あえてだいっきらいな言葉を使いますが、

もっと評価されるべき!

作者のカバーものでは、ジミヘンの他にジェームス・ブラウン
ものがオススメです。この手の作品を論じるときは、著作権問題と
絡められることが多いですが、自分が思うに二人とも天国で笑って
許してくれる気がします。

他には、山本ニューさんが送る下のサイケもおもしろい。



これはちょいアヴァンギャルド過ぎて自分すらきつかったりするんですが、
氏の作品を怒ワン娘さんという方がリミックスした曲は、タイトルを目にした瞬間、
思わず歓喜の声をあげました。



いわずとしれた裸のラリーズの名曲「夜、暗殺者の夜」からですね。
曲は似てませんが雰囲気はでてます。

ランキングに載るレベルでかっこいいものといえば、若干Pことストンクさん。



いわゆる秀才だと思います。詩も楽曲も演奏も編集もうまい。絵すらうまい。
しかし上の曲があまり注目されず、氏のほかの曲が人気というのは信じられない。

かくも世間は変な曲が嫌いか。そこまで変わった曲を受け入れないか。
マイリス数などといった現実をみると、自分も変な曲をつくるのを躊躇したくなります。

他にも埋もれているであろうヤバい作品を探したいならば、
↓のような動画を参照するのが効率よさげ。

【ニコニコ動画】VOCALOID・アンダーグラウンド・カタログ PART8

このような作品に何度か出会うと、「まあそうかっかしなさんな」。

「世の中には初音ミクでおもしろいことやってる人もいるじゃないか。
そういう人に限って注目されてないけれど、だれもかれもがくだらない
わけじゃない」

と思うようになったのでした。


BGM: Atmosphere「When Life Gives You Lemons, You Paint That Shit Gold」
(トラックがバンド主体になって二作目。オッサンがしみじみ聴く一枚)
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